【共通テスト/漢文】共通テストの漢文で8割を取るための勉強法をプロの講師が解説!

この記事では共通テストの漢文について詳しく解説していきます。また勉強法や勉強のスケジュールなどについてもプロの講師が具体的な例を交えて説明するのでぜひ最後まで読んでみて下さい!

この記事を読んで欲しい方

  • 共通テストで漢文を使うか迷っている方
  • 共通テスト漢文の勉強を今から始める方
  • 共通テスト漢文の勉強で悩まれている方

共通テストの漢文とは?

共通テストの国語では、現代文が50点×2題、古文が50点1題、漢文が50点1題となっています。200点のうち漢文は50点という配点となっており、確実に点数を稼ぎたい分野です。漢文は、短期間で高得点を狙える科目として知られています。特に、センター試験から共通テストに移行しても、その傾向は変わりません。漢文の得点は、他の科目の得点を補完する重要な役割を果たします。

漢文の問題形式

共通テストの漢文は、国語の200点中50点を占めています。問題の形式は以下の通りです:

設問内容内容配点
1漢字の意味12(4×3)
2書き下し文の解釈7
3読解問題7
4読解問題5
5読み5
6読解問題6
7読解問題8

漢字の読み・意味

問1と問5で出題される漢字の読みや意味は、基本的な漢字が多いです。覚えるべき単語は100語程度なので、しっかり覚えておきましょう。

書き下し文・理解

問2では、漢文を日本語に直した「書き下し文」とその意味を問われます。句法(文法のようなもの)を覚えることが重要です。参考書を使って、基本的な句法をしっかり学びましょう。

読解問題

問3以降は、文章の内容を理解しているかを問われる読解問題です。設問の近くに答えのヒントがあることが多いので、注意深く読みましょう。

共通テストの漢文は、基本的な単語と句法を覚えるだけで高得点が狙える科目です。特に、問1と問2を全問正解するだけで、50点中19点を獲得できます。残りの問題も、基本をしっかり押さえていれば難しく感じることは少ないでしょう。

共通テスト漢文の効率的な勉強法

1. 基礎を固める

漢文の基礎を固めるためには、句形や返り点、再読文字などの基本的なルールをしっかりと理解することが重要です。これらの基礎知識がないと、漢文の読解は難しくなります。例えば、「返り点」は漢文を日本語の語順に直すための記号であり、「再読文字」は特定の文字を2回読む必要があることを示します。これらのルールを理解することで、漢文の文章をスムーズに読み解くことができます。

2. 参考書の活用

おすすめの参考書として、「ステップアップノート10 漢文 句形ドリルと演習」と「漢文早覚え速答法」があります。これらの参考書を使って、基礎から応用までをしっかりと学びましょう。「ステップアップノート10」は、句形のドリルと演習問題が豊富に収録されており、基礎を固めるのに最適です。「漢文早覚え速答法」は、短期間で効率的に漢文を学ぶためのテクニックが満載で、特に時間が限られている受験生におすすめです。

3. 漢詩の対策

共通テストでは、漢詩が出題されることもあります。漢詩の対策も怠らずに行いましょう。「ステップアップノート10」は漢詩にも対応しているため、これを活用するのが良いでしょう。漢詩は、特有のリズムや表現があり、現代文や古文とは異なるアプローチが必要です。漢詩の基本的な構造や、よく出題されるテーマを理解することで、得点力を高めることができます。

共通テストの漢文対策:半年間の学習スケジュール

短期間での対策

戦術の通り漢文は、短期間で高得点を狙える科目です。早い方だと3か月、遅い方でも半年あれば8割以上の得点を目指すことが可能です。ただし、他の科目の勉強も並行して行う必要があるため、計画的に学習を進めましょう。例えば、1日の勉強時間を決めて、漢文の基礎を固める時間、演習問題を解く時間、復習する時間をバランスよく配分することが重要です。

1. 基礎固め(1~2ヶ月目)

目標

  • 漢文の基本的なルールや句形、返り点、再読文字を理解する。
  • 基礎的な漢字の読み方や意味を覚える。

学習内容

  • 句形の学習:句形ドリルを使って、基本的な句形を覚える。
  • 返り点と再読文字:返り点の使い方や再読文字のルールを学ぶ。
  • 漢字の読み方:頻出漢字の読み方と意味を覚える。
  • 週1~2回:句形ドリルを解く(1回あたり1時間)
  • 週1回:返り点と再読文字の学習(1回あたり1時間)
  • 週1回:漢字の読み方と意味を覚える(1回あたり1時間)

使用教材

  • 「ステップアップノート10 漢文 句形ドリルと演習」
  • 「漢文早覚え速答法」

2. 応用力の養成(3~4ヶ月目)

目標

  • 基礎を応用して、実際の問題に取り組む。
  • 漢詩の対策を行う。

学習内容

  • 実践問題:基礎を固めた後、実践問題に取り組む。
  • 漢詩の学習:漢詩の基本的な構造や押韻、対句のルールを学ぶ。
  • 過去問演習:センター試験や共通テストの過去問を解いて、出題傾向を把握する。
  • 週2回:実践問題を解く(1回あたり1.5時間)
  • 週1回:漢詩の学習(1回あたり1時間)
  • 週1回:過去問演習(1回あたり2時間)

使用教材

  • 「ステップアップノート10 漢文 句形ドリルと演習」
  • 「漢文早覚え速答法」
  • センター試験・共通テストの過去問集

3. 実践力の強化(5~6ヶ月目)

目標

  • 実際の試験形式に慣れる。
  • 弱点を補強し、得点力を最大化する。

学習内容

  • 模擬試験:模擬試験を定期的に受けて、時間配分や解答のスピードを確認する。
  • 復習:間違えた問題や理解が不十分な部分を重点的に復習する。
  • 総合演習:全範囲をカバーする総合演習を行い、知識の定着を図る。
  • 週1回:模擬試験を受ける(1回あたり2時間)
  • 週2回:復習と総合演習(1回あたり1.5時間)

使用教材

  • 模擬試験問題集
  • センター試験・共通テストの過去問集
  • 「漢文早覚え速答法」

まとめ

共通テストの漢文は、効率的に勉強すれば短期間で高得点を狙える科目です。基礎を固め、参考書を活用し、計画的に学習を進めることで、確実に得点を稼ぎましょう。

特に、句形や返り点、再読文字などの基本ルールをしっかりと理解し、漢詩の対策も怠らないことが重要です。短期間での対策も可能ですが、計画的に学習を進めることが成功の鍵です。

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