早稲田大学の学部紹介!学科・入試科目・難易度まとめ(文系編)

人気の高い早稲田大学ですが、新受験生の皆さんは学部やその特徴について知っているでしょうか?
この記事では、現役早大生だからこそ書ける早稲田大学の受験から実際に入学してからのことまで、早稲田の全てを紹介しています。
早稲田志望の受験生は必見です!

※人間科学部とスポーツ科学部は理系編に載っています!

登場人物紹介

橋浦先生

コーチングプラス+の学習責任者。受け持った生徒の9割が国公立に合格するという圧倒的指導実績を持つ。

たけとら君

コーチングプラス+の塾生。間違った勉強をしてしまうことがよくある普通の高校2年生。

はじめに

たけとら君

先生!僕早稲田大学に行きたいです!

橋浦先生

今から勉強すれば全然間に合うよ!!
それではまずは志望校選びからしていこう!

学部紹介

政治経済学部

偏差値 

70

男女比 

7:3

校舎 

3号館

内部進学生のレベル

非常に高い

沿革 

政治経済学部は1882年に東京専門学校が創設された当時から存在する、歴史ある看板学部です。
中央政府に対する批評思想を培い、在野の精神を養うことを目的に大隈重信が設置しました。
1902年に早稲田大学へと改称した後も、学部名は変わらず、大学の中心的学部としてその影響力を政界、財界ともに保ち続けていました。
1951年に修士課程、1953年に博士課程が設置され、2004年に国際政治経済学科が創設されたことで現在の政治経済学部の形になりました。

学ぶ内容

卒業生の進路

マスコミ、政治家、銀行員、コンサルティングファーム、国際機関職員など、学部の特色が色濃く出ています。
以上の専門的な能力を活かした職業でなくとも、学歴フィルターをほぼ100%通過するため、なりたい職業に就ける可能性は非常に高い学部です。

法学部

偏差値

67.5

男女比

6:4

校舎

8号館

内部進学生のレベル

低い〜非常に高い(法学部は内部生に人気がなく、学部内実力差が最も大きい学部の一つとなっています)

沿革

政治経済学部同様、東京専門学校創立当時より存在する由緒正しい学部です。
1949年の新制の早稲田大学設置時には、第一法学部と第二法学部が設置されましたが、後者は1965年に募集を停止し(社会科学部への統合)、前者は1973年に法学部に改称しました。
現在は進級が難しい学部の一つとして名を連ねており、単位取得のための相互扶助団体である法律サークルに大半の学生が所属し、勉学に勤しんでいます。

学ぶ内容

社会的使命感の強い法律実務家や、法実務を法理論によって制御する法学研究者の養成に止まらず、成熟した市民社会を担うことのできる人材一般を育成しています。
この人材に求められる資質の一つである法的判断力を培うことを教育目的としています。
この能力の養成を、法規範の理論的体系的理解力と事実の法的評価力を養う法律専門科目と社会関係のグローバル化により変動する事実をより広い視野から捉える力を養う語学・教養科目、の二つの科目群を中心として学習を進めていきます。

(参考)早稲田大学法学部公式HP
https://www.waseda.jp/folaw/law/about/policy/

卒業生の進路

弁護士、検事など法曹関係を中心に、政治家から大企業まで幅広い実績を誇っています。
また、政治経済学部同様、就職活動時には有利に働く学部となっています。

こんな人にオススメ!

  • 法曹関係の仕事につきたい人
  • 大学に入っても、熱心に勉強し続ける人と学びたい人
  • やりたいことは決まってないけど、大企業に就職したい人

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商学部

偏差値

65.0

男女比

7:3

校舎

11号館

内部進学生のレベル

高い〜非常に高い

沿革

商学部は上で見てきた政治経済学部や法学部と異なり、1904年に専門学校令による大学となった際に、大学部に商科が設置されたときが始まりとなります。
1920年に大学令により大学部商科から商学部となり、1949年には新制大学の発足により、第一商学部、第二商学部が作られたものの、その後第二商学部廃止され、現在の商学部の形となっています。

学ぶ内容

学識ある実業家を育成するために、「経営」「会計」「マーケティング・国際ビジネス」「金融・保険」「経済」「産業」からなる講義を行なっており、商学に関連する「総合・学際科目分野」、外国語で商学を学べる「外国語専門科目分野」を設置しています。
また、幅広い学識を身に付ける上で「思想と芸術」「人間と環境」「社会と歴史」「科学と技術」からなる総合教育科目、国際化や異文化理解に対応した外国語科目も設置しており、幅広い教養を身につけることができます。
初年次には、ビジネスの基盤である経済の全体像を学ぶ「基礎経済学」、ビジネスの言語である会計データを理解するための「基礎会計学」、論理的思考力を養うための「基礎数学」、さらにはビジネスを法律的な観点から学習する「ビジネス法入門」、分析力・解析力を強化するための「統計リテラシー」が必修となっており、基礎学力を培うことができます。

(参考)早稲田大学商学部公式HP
https://www.waseda.jp/fcom/soc/about/policy

卒業生の進路

公認会計士、税理士、行政書士など商学での知識を専門的に用いる職業に就く人の数が他の学部と比較すると多いです。
また政治経済学部の経済学科のように、コンサルティングファームや銀行などの分野に進む人も数多くいます。

国際教養学部

偏差値

65.0

男女比

4:6

校舎

11号館

内部進学生のレベル

普通〜高い(総合学力はそこまで高くないものの、英語ができる帰国子女が一定数います)

沿革

2004年に、早稲田大学で初めての英語による学位プログラムの実施学部として国際教養学部は設置されました。
言語に重きを置く学部であり、全学部生に1年間の留学が義務付けられています。

学ぶ内容

少人数指導の下で基礎的な教養を磨くとともに、多元的な視点、論理的思考を養うことに重点をおいたリベラルアーツ教育をおこなっています。
学部での共通言語を英語とし、日本語を母語とする学生には1年間の海外留学を必修とするなど高い国際感覚を身につけられる環境を整えています。
また、英語力、第三言語の習得を通じた異文化の理解、統計学の基礎など、基礎教育においては各人のレベルにわかれて履修できるように科目を準備しています。
日本語を母語とする学生には、日本語による授業の履修も義務付けているため、バランスの良い学習が可能となっています。

(参考)早稲田大学国際教養学部公式HP
https://www.waseda.jp/fire/sils/about/overview/

卒業生の進路

国際機関や外資系企業など、言語能力を活かした就職先にすすむ人が他の学部と比較して圧倒的に多いです。
しかし、上で見てきた学部と同様、いわゆる大企業にすすむ人も一定割合おり、海外大学院に進学する人もいるなど、幅広いキャリアの選択肢があります。

こんな人にオススメ!

  • 言語能力を伸ばしたい人
  • 留学生と国際交流したい人
  • 言語力を就職先で使いたい人

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社会科学部

偏差値

67.5

男女比

7:3

校舎

14号館

内部進学生のレベル

低い〜高い(法学部ほどではないですが、学部内格差の大きい学部となっています)

沿革

早稲田大学社会科学部の歴史は、1966年にさかのぼります。
当時大学にはすでに政治経済学部、法学部、商学部といった学部において、社会科学系のそれぞれの専門分野に関する教育が分科された形で行われていました。
社会科学部は、そうした社会科学系専門分野を統合的、学際的に一体化したカリキュラムを構築し、学生に社会科学に関する総合的知識能力を修得させ、各界に貢献しうる有能な人材を育成することを目的として、独立した学部として創設されました。

学ぶ内容

社会科学は、グローバルな視点で我々の生活の問題点を分析し解決策を模索する学問です。
そして現代社会の諸問題は日々変化し、その範囲を広げ、地球的規模になってきています。
社会科学部では、各学問分野からの基本的アプローチ、基盤専門科目・先進専門科目など専門性の高い科目、さまざまな問題や課題からのアプローチを多面的に組み合わせた学際的科目を学年の進行とともに履修していきます。
それにより、複雑な社会問題を的確に把握・解明して、解決策を立案できる力を養います。

(参考)早稲田大学社会科学部公式HP
https://www.waseda.jp/fsss/sss/about/policy/

卒業生の進路

社会科学部は入学後、自身で選考内容を選択できるため、就職先も幅広いです。
そのため、まだ具体的にどのような職業に就きたいか決まっていない人におすすめの学部となっています。

教育学部

偏差値

62.5

男女比

6:4

校舎

16号館

内部進学生のレベル

非常に低い〜低い

沿革

教育学部は、1903年(明治36年)に創設された高等師範部を母体とし、早稲田大学が新制大学に移行した1949年(昭和24年)に、私学では最初の教育学部として設置されました。
しかも当初から必ずしも教員の資格取得を義務づけない、いわゆる開放制の教育課程を実施していることは、教員養成のみを目的とする国公立の教育学部とは大きく異なるところで、個性を重んじ学問の自由を保証している点が大きな特色としてあげられます。

学ぶ内容

1・2年次には、それぞれの専門領域を学ぶにあたって知っておくべき基本的な知識を修得する科目を履修する他、人文系・社会系・自然系・数理情報系・総合系・体育系の6領域からなる学部共通科目、および外国語科目を履修します。
3年次には本格的な演習が始まり、4年次において、それまで専門領域で学んだ学識をもとにそれぞれが主体的に設定したテーマの研究に取り組みます。
こうして4年次の最後に卒業論文・卒業研究を完成させ、4年間の集大成します。
この間、教員を志望する者は教員免許取得のための教職課程科目を履修し、豊かな知識と教養を身に付けた教員を目指します。

卒業生の進路

上で挙げてきた学部ほどではないですが、曲がりなりにも早稲田大学なので有名企業に入ることは可能です。
しかし、いわゆる難関企業にはエントリーシートの時点で弾かれることもあります。
そのため熟考してから入学しないと、後で「早稲田にせっかく入ったのに」ということになりかねないので気をつけましょう。

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文学部

偏差値

65.0

男女比

3:7

校舎

戸山キャンパス

内部進学生のレベル

低い〜普通

沿革

文学部は、政治経済学部と法学部と同様、東京専門学校創立時からある、由緒正しい学部です。
創設にはあの坪内逍遥も関わっており、そのことならも、非常に歴史のある学部であることがわかると思います。
大学再編時に、夜間である第二文学部が併設されましたが、2007年に、文化構想学部と文学部として名前を変えています。

学ぶ内容

文化構想学部が、人文学・文化学の学際的・学横断的な研究・教育実践を目指しているのに対し、文学部は、伝統的な人文学・文化学の継承と発展を目指しています。
そのため発足時には、第一文学部の伝統的学問分野にそった専修を主として受け継いだコースを中心に設置されました。
外国語科目と講義科目が文化構想学部と共通化されており「ブリッジ科目」と称されています。
また重松清などをはじめとする著名卒業生による講義を受けることができることも大きな特徴です。

卒業生の進路

学部での学習から引き続き出版社など、文学に携わる卒業生もいますが一般企業へ就職する学生が大半です。
また他の文系学部と比較すると、大学院への進学率も高いです。

こんな人にオススメ!

  • 歴史ある学部で文学に携わりたい人
  • 現役作家からの講義を受けたい人
  • オシャレな学生生活を送りたい人

文化構想学部

偏差値

67.5(入試日が早稲田大学の中で最も早いため、受験する受験生が多く、その影響で偏差値が高く出る傾向にあります)

男女比

3:7

校舎

戸山キャンパス

内部進学生のレベル

低い〜普通

沿革

第一文学部、第二文学部再編時に文学部とともに改変され、誕生しました。
文学部よりも柔軟な履修体系が特徴でゼミナール活動に際しても、複数のゼミに所属することができます。
社会科学部の文学特化版という理解をするとわかりやすいでしょう。

学ぶ内容

文化構想学部は、人と情報が地球規模で交流し、文化が複雑に絡まりあい、多面的な様相がみられる時代を生き抜くための幅広い視野や教養をもち、柔軟で豊かな発想力を使って、新しい文化の世界をダイナミックに構想できる人材を育成しています。
また多元的・複合的な文化の様相と構造を解明し、人間と社会の本質に迫ることによって、新しい時代にふさわしい文化を構想すること、文化学の叡智を現代の課題で照らし、広領域的・学融合的アプローチを実践することを目標としています。

(参考)早稲田大学文化構想学部公式HP
https://www.waseda.jp/flas/cms/about/policy/

卒業生の進路

文学部と同じく、学部での学習から引き続き出版社など、文学に携わる卒業生もいますが一般企業へ就職する学生が大半です。
文学部と比較すると、より多様な履修構成をしている学生が多いため、その就職先も多岐にわたります。

最後に

ここまでこの記事を読んでいただきありがとうございます。

志望校選びの役に立てていただければと幸いです。

コーチングプラス+ではこのような勉強法や参考書、入試についての細かいアドバイスを指導しています。
今年は偏差値を30上げて難関大に合格した生徒もいます。

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学習責任者 橋浦先生

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