共通テスト英語で8割突破!早慶・旧帝大合格者が実践した勉強法と参考書

共通テスト英語で8割を取るには、どのような勉強をすればよいのでしょうか?

英語は配点が高く、合否を左右する重要科目です。特に早慶や旧帝大を目指す場合、共通テストで最低でも8割は確保したいところ。しかし、リーディングとリスニングの両方で高得点を取るのは簡単ではありません。

実は、8割突破には正しい戦略と効率的な勉強法があります。闇雲に勉強するのではなく、合格者が実践してきた方法を知ることで、あなたも確実に8割を超えることができるようになります。

この記事では、早慶・旧帝大に合格した先輩たちが実際に使った勉強法と参考書を詳しく紹介します。さらに、8割で狙える大学、必要な勉強期間、時間配分のコツ、レベル別の参考書まで、共通テスト英語で8割を取るために必要な情報をすべてお伝えします。

最後まで読めば、今の実力に関係なく、共通テスト本番で8割を突破する道筋が明確に見えてくるはずです。一緒に合格への第一歩を踏み出しましょう!

共通テスト英語8割で狙える大学と必要な勉強時間

共通テスト英語で8割取れれば、どんな大学を狙えるのか気になりますよね。

まず、共通テスト英語8割(160点)があれば、多くの難関大学への扉が開きます。早慶や旧帝大でも、学部によっては十分に合格圏内に入ることができます。

8割で合格可能な大学一覧(早慶・旧帝大の各学部)

共通テスト英語8割で狙える主な大学・学部を見ていきましょう。

リスニングの配点は100点満点です。
リーディングと同じ配点であるため、リスニングの得点が合否に大きく影響します。

センター試験では「リーディング200点・リスニング50点」という構成でしたが、
共通テストでは「リーディング100点・リスニング100点」という構成に変わりました。

大学名学部共通テスト英語目安備考
早稲田大学教育学部・人間科学部・スポーツ科学部75~80%共通テスト利用入試で合格可能
慶應義塾大学看護医療学部80%前後一般入試でも共通テストの成績が重要
北海道大学文学部・教育学部・法学部75~80%二次試験の配点も考慮必要
東北大学文学部・教育学部78~82%理系学部は85%以上推奨
名古屋大学文学部・教育学部・情報学部76~80%文系学部が狙い目
大阪大学外国語学部(一部専攻)78~82%専攻により差があり
九州大学文学部・教育学部・芸術工学部75~80%共通テスト重視型が狙い目

※上記は目安です。年度により変動があるため、最新の情報を確認してください。

このように、共通テスト英語で8割取れれば、早慶の一部学部や旧帝大の文系学部を中心に合格のチャンスがあります。ただし、二次試験の配点や他科目との兼ね合いも重要なので、志望校の入試要項を必ず確認しましょう。

現在の偏差値別に必要な勉強期間(何か月前から始めるべきか)

では、今の実力から8割に到達するには、どれくらいの期間が必要でしょうか。

現在の偏差値によって必要な勉強期間は大きく変わります。以下を目安にしてください。

偏差値50未満の場合:8~10か月 基礎から徹底的に固める必要があります。単語・文法の基本から始め、長文読解へと段階的に進めていきます。毎日2~3時間の勉強時間を確保しましょう。

偏差値50~55の場合:5~7か月 基礎はある程度できているので、実践的な問題演習を増やしていきます。共通テスト形式の問題に慣れることが重要です。

偏差値55~60の場合:3~5か月 すでに6割程度は取れる実力があるはずです。あとは時間配分と解答テクニックを磨けば8割に到達できます。

偏差値60以上の場合:2~3か月 基礎力は十分なので、過去問演習を中心に弱点を潰していきます。リスニング対策も忘れずに行いましょう。

ただし、これはあくまで目安です。部活動や他科目との兼ね合いもあるので、余裕を持って計画を立てることが大切です。

リーディングとリスニングの目標配分

共通テスト英語は、リーディング100点、リスニング100点の合計200点満点です。8割(160点)を取るための理想的な配分を考えてみましょう。

最も現実的な配分は以下の通りです。

リーディング:85点(85%) リスニング:75点(75%) 合計:160点(80%)

リーディングの方が対策しやすく、安定して高得点を狙えます。一方、リスニングは当日の体調や会場の環境に左右されやすいため、少し低めに設定しておくのが賢明です。

もちろん、リスニングが得意な人は配分を逆にしても構いません。大切なのは、自分の得意・不得意を把握して、確実に8割を超える戦略を立てることです。

また、本番では予想外のことが起こる可能性もあります。そのため、練習では常に85%以上を目指し、本番で多少ミスしても8割を切らないようにしておくことが重要です。

次は、実際に8割を取るための具体的な解答テクニックについて見ていきましょう。

8割突破のための時間配分と解答テクニック

共通テスト英語で8割を取るには、知識だけでなく戦略が必要です。

多くの受験生が「時間が足りない」「最後まで解けなかった」という悩みを抱えています。しかし、適切な時間配分と解答テクニックを身につければ、この問題は必ず解決できます。

大問別の理想的な時間配分

リーディング(80分)の時間配分から見ていきましょう。

【リーディング時間配分(80分)】

第1問(10点)短い案内文・広告文の読解:5分(見直し1分含む) 第2問(20点)資料読み取り・事実確認:10分(見直し1分含む) 第3問(15点)ブログ・日記などの読解:8分(見直し1分含む) 第4問(16点)複数の記事・メールの読解:12分(見直し1分含む) 第5問(15点)物語文の読解:15分(見直し2分含む) 第6問(24点)論説文の読解(配点最大):20分(見直し2分含む)

合計:70分(予備時間10分)

予備の10分は、解ききれなかった問題や自信のない問題の見直しに使います。配点の高い第6問から解く戦略もありますが、まずはこの順番で練習することをおすすめします。

この時間配分を守ることで、すべての問題に目を通すことができます。特に重要なのは、配点の高い第6問に十分な時間を確保することです。

リスニング(30分)については、音声に従って進むため自分で時間配分を決めることはできません。しかし、各大問の間にある準備時間の使い方が勝負を分けます。

第1問~第3問:比較的短い会話や説明文 第4問~第6問:長めの会話や講義

各大問の前には約20秒の準備時間があります。この時間で選択肢を先読みし、何を聞き取るべきかを把握しておくことが重要です。

速読力を上げる3つのコツ

8割突破には速読力が不可欠です。以下の3つのコツを実践してみてください。

  1. スラッシュリーディングで意味のまとまりを掴む

英文を読むとき、一文を最後まで読んでから訳すのではなく、意味のまとまりごとに区切って理解していきます。

例:The student / who studied hard / for the exam / got a high score. (その学生は / 一生懸命勉強した / 試験のために / 高得点を取った)

このように前から順番に理解することで、読み返しが減り、スピードが格段に上がります。

  1. パラグラフリーディングで要点を素早く把握

長文読解では、各段落の最初と最後の文に注目します。英語の文章は、段落の最初に主張(トピックセンテンス)があることが多いからです。

まず各段落の最初の文を読み、文章全体の流れを掴みます。その後、細部を読んでいくことで、効率的に内容を理解できます。

  1. 設問を先に読んで目的を持って読む

本文を読む前に、必ず設問に目を通しましょう。何を問われているかを知ってから読むことで、重要な情報を見逃さなくなります。

特に第4問~第6問では、この方法が効果的です。設問で問われている内容(人物関係、時系列、筆者の主張など)を意識しながら読むことで、正答率が上がります。

リスニング先読みの効果的な方法

リスニングで8割を取るには、先読みが必須です。以下の方法を実践してください。

準備時間の使い方(約20秒)

最初の10秒:選択肢をざっと見て、話の内容を予測 次の5秒:キーワードに印をつける(人名、場所、数字など) 最後の5秒:質問文を確認し、何を聞き取るべきか明確にする

先読みで注目すべきポイント

選択肢に共通する単語がある場合、それが話の中心となる可能性が高いです。また、選択肢が「Yes/No」で始まる場合は、理由を問う問題である可能性が高いので、「because」や「since」などの理由を表す表現に注意して聞きましょう。

数字や固有名詞が選択肢にある場合は、それらの情報をメモする準備をしておきます。ただし、メモに集中しすぎて聞き逃さないよう注意が必要です。

音声が流れている最中の対処法

聞き逃した部分があっても、決して諦めないでください。1問に固執せず、次の問題に集中することが大切です。また、2回読みの問題では、1回目で全体像を掴み、2回目で細部を確認するという戦略が有効です。

これらのテクニックを身につけるには、日々の練習が欠かせません。最初は時間がかかっても、継続することで必ず速く正確に解けるようになります。

レベル別おすすめ参考書と使い方完全ガイド

共通テスト英語で8割を取るには、自分のレベルに合った参考書選びが重要です。

間違った参考書を使うと、時間を無駄にするだけでなく、モチベーションも下がってしまいます。ここでは、偏差値別に最適な参考書と、その効果的な使い方を詳しく紹介します。

基礎固め(偏差値50~55)の参考書

まずは基礎をしっかり固めることから始めましょう。この段階では、単語・文法・構文の3本柱を確実にすることが大切です。

【単語】システム英単語Basic(駿台文庫)

共通テストに必要な1500語が厳選されています。ミニマルフレーズで覚えるため、単語の使い方も同時に身につきます。

使い方:1日50語ずつ進め、翌日は前日の復習+新しい50語という形で進めます。1か月で1周、3か月で3周することを目標にしましょう。朝起きてすぐと寝る前の2回に分けて覚えると定着率が上がります。

【文法】Next Stage(桐原書店)

文法・語法・イディオム・会話表現まで網羅した定番の一冊です。左ページに問題、右ページに解説という見開き構成で使いやすいのが特徴です。

使い方:1日20問ずつ解き、間違えた問題には印をつけます。解説を読んだ後、なぜその答えになるのかを自分の言葉で説明できるようにしましょう。2周目は印をつけた問題だけを解き、3周目で全問正解を目指します。

【長文読解】英語長文レベル別問題集3(東進ブックス)

300語程度の短めの長文から始められるため、長文アレルギーがある人でも取り組みやすい構成になっています。

使い方:まず時間を計らずに解き、その後で時間を意識して解き直します。答え合わせの後は、全文を音読することが重要です。1つの長文につき最低10回は音読し、英文の流れを体に染み込ませましょう。

実力養成(偏差値55~60)の参考書

基礎が固まったら、共通テスト形式に慣れていく段階です。

【単語】速読英単語必修編(Z会)

長文の中で単語を覚えるため、文脈での使い方が自然に身につきます。共通テストの長文対策にもなる一石二鳥の参考書です。

使い方:まず長文を読んで内容を理解し、その後で単語ページを確認します。長文は必ずCDを使ってシャドーイングも行いましょう。1日1長文のペースで、2か月で1周することを目標にします。

【文法・語法】スクランブル英文法・語法(旺文社)

Next Stageより少し難易度が高く、共通テストで満点を狙うための知識が詰まっています。

使い方:苦手な分野から集中的に取り組みます。例えば仮定法が苦手なら、仮定法の章を1週間で3周するという具合です。全体を薄く何度も回すより、分野別に深く理解する方が効果的です。

【長文読解】やっておきたい英語長文500(河合出版)

500語レベルの長文を扱い、共通テストの第5問・第6問対策に最適です。記述問題も含まれているため、深い読解力が身につきます。

使い方:1日1題、時間を計って解きます。目安は1題15分です。解説を読んだ後、パラグラフごとに要約を書く練習をすると、論理展開を掴む力が向上します。

【リスニング】共通テスト英語リスニング満点のコツ(教学社)

共通テスト特有のリスニング形式に特化した対策書です。先読みのコツや、メモの取り方まで詳しく解説されています。

使い方:まず解法のコツを理解し、その後実践問題で練習します。間違えた問題は、スクリプトを見ながら音読し、なぜ聞き取れなかったのかを分析しましょう。

仕上げ(偏差値60以上)の問題集

いよいよ仕上げの段階です。ここでは実践的な演習を重ねます。

【総合問題集】共通テスト実戦模試英語リーディング/リスニング(Z会)

本番と同じ形式・難易度の問題が収録されています。時間配分の練習に最適です。

使い方:必ず80分(リスニングは30分)計って、本番と同じ環境で解きます。週2回のペースで演習し、残りの日は復習に充てます。間違えた問題は、なぜ間違えたのかを分析し、ノートにまとめておきましょう。

【過去問】共通テスト過去問研究(教学社・赤本)

最新の過去問3年分に加え、試行調査の問題も収録されています。傾向を掴むには必須の一冊です。

使い方:12月に入ったら、週1回は必ず過去問を解きます。採点後は、間違えた問題だけでなく、正解した問題も「なぜこの選択肢が正解なのか」を説明できるようにします。

各参考書の具体的な使用方法とペース

効果的な参考書の使い方には共通のコツがあります。

復習のタイミング

新しく学んだことは、24時間以内に1回、3日後に1回、1週間後に1回復習すると長期記憶に定着しやすくなります。このサイクルを意識して学習計画を立てましょう。

並行学習のすすめ

単語だけ、文法だけという学習ではなく、単語・文法・長文・リスニングを毎日少しずつ進めることが大切です。例えば、朝30分単語、昼30分文法、夜1時間長文・リスニングという具合に時間を分けると効果的です。

模試の活用法

月1回は必ず模試を受けて、現在地を確認しましょう。模試の結果を見て、苦手分野があれば該当する参考書の復習に時間を割きます。8割を安定して取れるようになるまで、このサイクルを繰り返します。

参考書は道具に過ぎません。大切なのは、自分のレベルに合った参考書を選び、正しい方法で継続的に学習することです。今回紹介した参考書と使い方を参考に、自分だけの学習計画を立ててみてください。

終わりに

ここまで、共通テスト英語で8割を突破するための方法を詳しく解説してきました。

最初は「8割なんて無理かも」と思っていた人も、具体的な道筋が見えてきたのではないでしょうか。共通テスト英語で8割を取ることは、決して不可能な目標ではありません。

重要なポイントをもう一度整理しておきましょう。

まず、8割を取れば早慶や旧帝大も十分に狙えることがわかりました。現在の偏差値に応じて3か月から10か月の準備期間を設け、計画的に学習を進めることが大切です。

次に、時間配分と解答テクニックの重要性を学びました。リーディングでは各大問に適切な時間を配分し、速読の3つのコツを実践することで、確実に全問解答できるようになります。リスニングでは先読みを徹底することで、正答率が格段に上がります。

そして、自分のレベルに合った参考書を選び、正しい使い方で学習することの大切さも理解できたはずです。基礎固めから実力養成、そして仕上げまで、段階的に力をつけていくことが8割突破への近道です。

しかし、知識を得ただけでは意味がありません。今日から、いや今すぐに行動を起こすことが何より重要です。

まずは自分の現在地を正確に把握しましょう。模試の結果を見直し、何が足りないのかを分析してください。そして、この記事で紹介した方法を参考に、自分だけの学習計画を立ててみてください。

受験勉強は孤独な戦いになりがちです。思うように成績が上がらず、不安になることもあるでしょう。そんなとき、一人で悩む必要はありません。

コーチングプラスでは、あなたの現状に合わせた個別の学習計画を作成し、プロ講師が徹底的にサポートします。早慶・旧帝大に合格した先輩たちも、最初は同じような不安を抱えていました。しかし、正しい方法で努力を続けた結果、見事に合格を勝ち取ることができたのです。

共通テスト英語8割は、あなたの努力次第で必ず達成できる目標です。この記事が、その第一歩となることを願っています。

さあ、今すぐ行動を始めましょう。来年の今頃、志望校の合格通知を手にしている自分を想像してください。その未来は、今この瞬間から始まります。

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