【大阪大学出身者が語る】大阪大学 国語の対策方法とは?

今回は、大阪大学の文系を志望する方向けに、阪大の国語入試対策について詳しく解説します。
阪大の国語は難易度が高く、深い読解力や論理的な思考が求められる試験です。
しかし、的確な対策を取れば、着実に得点できる科目でもあります。

この記事では、大阪大学卒業生である筆者が、試験の傾向や効果的な対策法を、自身の体験をもとに紹介します。

【この記事を読んでほしい方】

  • 大阪大学の国語入試問題の傾向・対策を知りたい方
  • 大阪大学の国語入試対策におすすめの参考書を知りたい方
  • 大阪大学の国語の点数を効率的に伸ばしたいと考えている方

具体的な試験の内容やおすすめの参考書、効率的な勉強法まで幅広く解説していきます。
これから紹介する対策を参考にして、合格に向けた準備を進めていきましょう。

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試験概要

大阪大学文学部

文学部の国語試験は、全て記述式の問題です。
説明を求められる問題が多く、解答欄には字数制限はありませんが、答えを書く前に内容を整理することが重要です。
解答欄は限られているため、必要なことだけを簡潔に記述するスキルが求められます。

現代文の出題傾向と対策

大問が2つ出題されます。1つは評論、もう1つは小説です。

評論文:論旨が明確で基本的な内容が多いですが、ただ本文をまとめるだけでなく、自分の言葉でわかりやすく説明することが求められます。
さらに、記述量が多いので、速く正確に書く力も重要です。
対策としては、論旨を正確に把握し、自分の言葉で説明する練習をしましょう。
速く正確に書く力を養うため、タイマーを使って練習するのも効果的です。

小説:評論文よりも難易度が高く、深い読解力と記述力が必要です。
文学的な知識や小説に慣れていることが求められるため、どれだけその分野に造詣を深めているかが重要です。
対策としては、普段から多くの作品に触れ、文学的な知識を深めましょう。読解力を高めるために、作品のテーマや登場人物の心理を考察する練習を重ねることが大切です。
普段から多くの作品に触れることで、自然と対応力が身に付き、試験でもスムーズに解答できるようになります。

古文・漢文の出題傾向と対策

古文:口語訳や語彙の意味、内容の説明が主に問われます。
また、和歌に関連した設問が頻出するため、特に和歌の対策が重要になります。
対策として、まず重要語句や基本的な文法は確実に理解しておきましょう。
その上で、問題集や過去問を繰り返し解くことで、現代文と同様に読み取りや解釈ができるレベルまで実力を高めていくことが大切です。

漢文:基本事項が中心に出題されるため、高校での漢文学習をしっかりと行っていれば対応可能です。
出題される文章の出典はさまざまですが、長さや内容は標準的なため、適切な準備をしておけば特に難しく感じることはないレベルです。

大阪大学人間科学部・外国語学部・法学部・経済学部

文系4学部(法学部・経済学部・外国語学部・人間科学部)の試験は、
現代文2題と古文1題の計3題で構成され、試験時間は90分です。
記述式問題が中心で、一部選択式問題も含まれます。
記述式解答には字数制限があり、500〜900字程度が標準です。

現代文の出題傾向と対策

現代文:例年論理的な文章(評論)が2題出題されることが多く、本文の主題を正確に把握し、論述させる問題が頻出です。
これにより、読解力だけでなく、制限字数内で要点をまとめる要約力も問われます。
また、毎年漢字の書き取り問題も含まれています。

対策としては、わかりやすく、正確に意味を伝える記述が求められるため、問題集や過去問を使い、時間内で正確かつ字数を意識したトレーニングを積むことが重要です。

古文の出題傾向と対策

古文:中古から中世の作品が中心に出題されます。
文章の長さや難易度は標準的ですが、口語訳や内容説明、特に和歌解釈の問題が重要です。
和歌解釈のレベルは高く、特に和歌の理解が合否を分ける重要なポイントとなっています。

対策として、まずは単語と文法の知識をしっかり身につけ、記述の練習を重ねることが重要です。
ただし、文学部と同様に和歌の解釈問題が頻出しますので、枕詞や掛詞などの修辞についても押さえ、教科書や問題集、過去問を活用して、一文一文を確実に訳せるように練習しましょう。

おすすめ参考書

現代文

出口のシステム現代文

受験生が評論文の読み方や、読解力を高めることができる参考書です。
初めて読む方からある程度の読解力がある方まで、幅広いレベルに対応しています。
実際の入試問題を通じて、現代文の読み方や論理の構築を習得することができます。

さらに、小説や随筆の問題も収載されており、文学部を志望する学生にとっても情景把握や心情理解のトレーニングに最適です。この参考書を活用することで、幅広い文脈における読解力を養うことができるでしょう。
読解のスキルを向上させ、試験に備えたい方にお勧めの一冊です。

阪大の国語15カ年[第3版]

大阪大学の問題傾向は毎年一貫しており、過去問演習が非常に効果的です。
文学部以外を志望する方も、文学部の問題に取り組むことで実力を向上させることができます。

問題演習は、分野ごとに行うのも良いですし、現代文2題と古文1題、さらに文学部志望の方は漢文1題を通しで解くのもおすすめです。
国語の試験は時間との戦いですので、何度も繰り返し解くことで、解答スピードと正確性を高めることが重要です。
特に過去問を活用し、実践的な演習を重ねることで、試験への自信をつけましょう。

古文

マドンナ古文単語230

まず、古文単語では、「マドンナ古文単語230」がおすすめです。
この古文単語帳は、イラストや語源、関連語、解説が1ページにまとめられており、非常に分かりやすく、楽しみながら学べる構成になっています。
そのため、挫折せずにしっかりと単語を覚えることができるでしょう。

さらに、単語カードも付属しているため、短期間で効率よく記憶を深めることが可能です。

収録されている単語は主に基礎的なものが中心ですが、関連語を含むことで難しい単語にも触れることができ、幅広いレベルを網羅しています。
このため、古文が苦手な方はもちろん、難関大学を目指す方にもおすすめの単語帳です。

古文上達 読解と演習56
応用編

『古文上達 読解と演習56』は、難関大を目指す方に最適な問題集です。
この教材は、古文の学習が一定程度進んでいる方を対象にしており、問題の難易度が高く、収録問題数も豊富です。

この問題集には56題の問題が収められており、全てが入試形式の設問です。
解説はシンプルで専門的な口調で書かれているため、上級者向けの教材となっています。
レイアウトは見やすく、基礎問題と演習問題に分かれているため、取り組みやすい内容になっています。

漢文

漢文ヤマのヤマ

この参考書は、66個の重要な句形を、練習問題と一緒に詳しく解説しています。
句形だけでなく、漢詩のルールや文学史、そして重要語句の意味まで網羅している点が特徴です。

「とにかく句形をしっかり覚えたい!」という方や、「さまざまな要素が詰まった参考書が欲しい!」という方にぴったりの一冊です。
漢文は「慣れ」が非常に重要なため、単語の意味を覚えることが習得の近道となります。

得点奪取 漢文 記述対策

この参考書は、例題を使って記述問題の解き方を丁寧に解説し、さらに記述の具体的な答案例まで紹介しています。
答案例から、どこまで書けていれば何点取れるのか、逆にどこが足りないと点数を落としてしまうのかを学ぶことができます。
これにより、「得点が取れる記述」を実際の問題で書けるようになることを目指します。

特に、二次試験で漢文が出題される文学部の方にはおすすめの一冊です!

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まとめ

大阪大学の国語入試対策を詳しく解説しました。
大阪大学の国語は、深い読解力や記述力が求められるため、論旨の把握や要約力を鍛えることが重要です。
過去問や参考書を使って問題演習を繰り返し、解答スピードと正確性を高めることで対策を進めましょう!

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