【大阪大学法学部出身者が語る】大阪大学法学部に合格するには?入試情報・偏差値・対策方法について解説!

大阪大学法学部に合格するためには、どのような対策が必要なのでしょうか?
この記事では、大阪大学法学部出身の講師が、入試情報や偏差値、科目別の対策方法について詳しく解説します。
受験生やその保護者、そして進路指導を行う教育関係者の方々にとって、有益な情報を提供します。

【この記事を読んでほしい方】

  1. 大阪大学法学部を目指そうか悩んでいる方
  2. 大阪大学法学部の対策方法を知りたい方
  3. 大阪大学法学部の合格ラインに届いていない方

大阪大学法学部の概要

大阪大学法学部は、日本を代表する国立大学の一つであり、法学の基礎から応用まで幅広く学べる環境が整っています。
法学部では、法律の知識だけでなく、論理的思考力や問題解決能力も養われます。
これにより、卒業生は法律の専門家としてだけでなく、企業や行政機関など多岐にわたる分野で活躍しています。

2023年度卒業生を見ると、2割が大学院に進学し、それ以外の8割はそのまま就職されています。
ちなみに、就職した人の内1~2割ほどは官公庁で努めているようです。

入試情報

大阪大学法学部の入試は、一般選抜と総合型選抜の2種類があります。
一般選抜では、大学入学共通テストと二次試験の成績が評価されます。
総合型選抜では、書類審査や面接が行われ、受験生の多面的な能力が評価されます。

国公立大学と言えば、一般入試というイメージが強いかもしれませんが、
大阪大学法学部は総合型選抜で25名の定員を用意して、積極的に志願者を募っています。
しっかり対策を練れば、総合型選抜での合格も全然夢ではありません。
基礎的な情報は以下となりますので、選択肢の一つとしてまずは情報をインプットしましょう!

一般選抜

大阪大学法学部法学科 一般前(2025年度入試情報)の
共通テストの入試科目は、配点合計600
二次個別試験の入試科目は、配点合計600
合計で1,200点満点となっています。

・共通テスト

科目必須/選択配点
国語必須120
数学数学Ⅰ・A
数学Ⅱ・B・C
必須
必須
60
60
外国語英語リーディング
英語リスニング
必須
必須
90
30
地歴・公民地総、地理探究
歴総、日本史探究
歴総、世界史探究
公共、倫理
公共、政・経
から2つを選択
選択60
60
理科物理基礎
化学基礎
生物基礎
地学基礎
物理
化学
生物
地学
基礎2科目,専門2科目よりいずれか選択
選択80
情報情報Ⅰ必須40

・二次個別試験

科目必須/選択配点
国語必須200
数学数学Ⅰ・A
数学Ⅱ・B・C
必須200
外国語英語必須200

※数学/数Aは場合の数と確率・図形の性質から出題
※数学/数Bは数列から出題
※数学/数Cはベクトルから出題

総合型選抜

大阪大学法学部法学科 総合型選抜(2025年度入試情報)の
共通テストの入試科目は、配点合計160
二次個別試験の入試科目は、配点合計40
合計で200点満点となっています。

・共通テスト

科目必須/選択配点
国語必須(120)
数学数学Ⅰ・A
数学Ⅱ・B・C
必須
必須
(60)
(60)
外国語英語リーディング
英語リスニング
必須
必須
(90)
(30)
地歴・公民地総、地理探究
歴総、日本史探究
歴総、世界史探究
公共、倫理
公共、政・経
から2つを選択
選択(60)
(60)
理科物理基礎
化学基礎
生物基礎
地学基礎
物理
化学
生物
地学
基礎2科目,専門2科目よりいずれか選択
選択(80)
情報情報Ⅰ必須(40)

※大学入学共通テストの配点合計600 点満点を160 点満点に換算します。

・提出書類/面接

科目必須/選択配点
提出書類必須10
面接必須30


偏差値と難易度

大阪大学法学部の偏差値は、65.0から70.0の範囲です。
これは全国的に見ても高い水準であり、合格するためには高い学力が求められます。
以下の表に、法学部の偏差値と共通テスト得点率を示します。

学部偏差値共通テスト得点率
法学部65.0~70.078~79%

大阪大学法学部の一般入試の学習ポイント・勉強法

大阪大学法学部の一般入試では二次試験の配点が5割を占めているので、
共通テストの対策と並行して二次試験の対策を行いましょう。

法学部の二次試験の受験科目は英数国の3科目で、配点はそれぞれ200点満点です。
記述式の問題も多いため、簡潔かつ的確に文章をまとめる記述力も求められます

試験対策では、過去問の活用についても非常に重要となってきます。
入試問題の特徴や傾向について知るには過去問を活用することが一番です。
また、その時点での自分の実力も知ることができますので、積極的に活用するようにしましょう。
筆者の友人には阪大の過去問30年分を3周したという猛者もいました(笑)

英語の学習ポイント

大問構成】
第1問:60語~80語程度の英文和訳
第2問:長文問題
第3問:自由英作文
第4問:和文英訳

【対策ポイント】
語彙力の強化: 大阪大学法学部の英語試験では、一般の単語帳に載っていない単語も出題されます。日常的に英字新聞や学術論文を読むことで語彙力を高めましょう。

長文読解の練習: 長文読解問題が多く出題されるため、速読力と精読力の両方が必要です。過去問を使って、時間内に正確に解答する練習を重ねましょう。

文法と構文の理解: 文法問題も出題されるため、基本的な文法事項をしっかりと理解し、複雑な構文にも対応できるようにしましょう。

国語の学習ポイント

大問構成】
第1問:評論分
第2問:小説
第3問:古文

【対策ポイント】
現代文の読解力
: 現代文では、論理的な読解力が求められます。評論文や小説を読み、筆者の主張や論理の展開を理解する練習をしましょう。

古文の基礎知識: 古文では、文法や重要語句の理解が必要です。古典文法をしっかりと学び、頻出の古語を覚えましょう。

記述対策: 記述式の問題が多いため、字数制限内で的確に答える練習が重要です。過去問を使って、具体的な解答例を作成しましょう。

数学の学習ポイント

【大問構成】
文系数学は全部で大問3題です。

【対策ポイント】
基礎の徹底理解
: 微積分、数列、ベクトル、確率などの基本事項をしっかりと理解しましょう。教科書を中心に、基本的な問題を確実に解けるようにします。

証明問題の対策: 証明問題が頻出するため、論理的な思考力を養うことが重要です。過去問を解き、解答の流れを理解しましょう。

計算力の向上: 正確な計算力が求められます。日々の練習で計算ミスを減らし、スピードと正確さを兼ね備えた解答力を身につけましょう。

まとめ

・大阪大学法学部に合格するためには、一般選抜と総合型選抜の2種類の入試があります。
・一般選抜では共通テストと二次試験の成績が評価され、総合型選抜では書類審査や面接が行われます。
・偏差値は65.0~70.0で、合格には高い学力が必要です。
・英語、国語、数学の各科目での対策が重要で、特に記述力や論理的思考力が求められます。
・過去問を活用し、基礎から応用までしっかりと学習することがポイントです。
これらの対策をしっかりと行い、大阪大学法学部への合格を目指しましょう。

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