共通テスト物理で9割以上取る対策・おすすめ問題集・参考書!

共通テストの物理で9割以上取るにはどのような対策をすればいいのでしょうか?
物理は範囲が多いですが、得意科目にできれば大きな武器となります。
そんな物理の点数を、共通テストで安定して9割取れるようになる勉強法、おすすめの問題集、対策を紹介していきます!

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先生!共通テストの物理が難しすぎます!、、

センター試験と比べてかなり問題の傾向が変わったよね
そんな共通テスト物理の特徴について解説していくよ!

まずは共通テストの全体像を見て、どのように対策すれば9割を越すことができるのか、見ていきましょう!

2021年度から共通テストの実施が始まりました。

共通テストに変更される際に、大学入試センターが発表した出題の方針は、以下の通りです。

共通テスト物理の特徴
  • 科学の基本的な概念や原理・法則に関する深い理解を基に、基礎を付した科目との関連を考慮しながら、課題の解決に向けて主体的に考察・推論し、科学的に探究する過程を重視する。
  • 受験者にとって既知ではないものも含めた資料等に示された事物・現象を分析的・総合的に考察する力を問う問題などとともに、基本的な概念や原理・法則などの理解を問う問題を含めて検討する。

なんだが小難しく書いてありますが、要は、

・暗記した知識を用いて、論理的に思考し、答えを導く

・大学で必要となる見たことのないデータを解析し、自分なりに仮説を立て、答えを出すことのできる能力を見る

ということですね。

実際に2021年度に実施された共通テストでは、複数の答えを出さなければいけない問題や、選択肢ではなく、数学のように答えの数字をマークする問題が多く出題され、難易度が大きく変わりました。

大問数は5→4に減ったものの、このような設問形式の変更も影響し、制限時間内に解き終えることが難しかった人も多かったようです。

しかし一方で、センター模試の点数が高かった人は、共通テストにおいても平均以上の点数を出した人が多く、偏差値に大きなブレは見られませんでした。

そのため、センター試験の過去問も十分に対策に使えることがわかります。共通テストの問題集と合わせて引き続き使用していきましょう。

共通テストでは、センター試験のように素早く書いてある文章を理解して、一問一答に答えるような問題ではなく、主体的な思考力が必要になってきます!

共通テストの対策に入る前に、これらの特徴を理解しておき、毎日の学習において心がけるだけで、本番の点数は全く違うものになってくるでしょう。ぜひ頭の隅に置いておいてください。

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共通テストの物理は難しくなったんですか?

解き終わるには少しタイトな量だけど、配点や平均点はそこまで変わらなかったよ!

共通テストもセンター試験と同じく、大問ごとに問題数が違います。
そのため、時間が間に合わないというような人は、先に配点の大きい問題から解くのも一つの手でしょう。

以下に、昨年度共通テストの大問ごとのテーマ、配点を載せてあります。
自身の得意不得意に応じて、どのような順番で解いていくかの参考にしてみてください。

共通テスト物理 配点(2021年度)
  1. 小問集合・・・25点
  2. 電磁気・・・25点
  3. 波動、原子物理・・・30点
  4. 力学・・・20点

以上に見られるように、大問ごとに配点が前後することがわかると思います。
そのため、共通テスト受験直前は、波動、原子物理を中心に復習すると、本番の点数も模試以上に伸びるかもしれません。

また時間も60分と変更はありません。センター試験の時と同様どの大問にどのくらいの時間を費やすかの時間配分が共通テストでも重要になってきます。
これからで高得点を狙える時間配分についても解説していくので、合わせて参考にしてください!

ここで2021年度の平均点について見ておきましょう。
2021年度の共通テスト物理の平均点は、本試験が62.4点、追試験が53.5点でした。
平均点だけ見ると、共に60点前後とそこまで難しくはなかったようです。

今年も同じような難易度になるとは限りませんが、センター試験の難易度と
大きく変わるようなことはないと見ていいでしょう。

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共通テストの物理を解き切るにはどうすればいいですか?

それじゃあ、こうくんが物理で9割取るために解き終える方法を教えるね!

それでは共通テストの全体像や難易度を把握したところで、
本格的に共通テスト物理で9割以上取る方法について解説していきます。

まずは、

先ほども触れた時間配分について徹底解説していきます。
共通テストの物理で9割以上取るには、どれかの大問だけができているのではなかなか届きません。
全ての大問を満遍なく得点するには、効率的に問題を解く必要があります。

そこで重要になってくるのが時間配分です。ここでは、私が実際に試験本番で、9割以上得点できた時間配分を一例として紹介します。
時間配分を紹介した後に、なぜその時間配分にしたのかの解説も書いているので、ぜひ参考にしてください。

共通テスト物理 時間配分
  1. 小問集合・・・11分(見直し:2分)
  2. 電磁気・・・12分(見直し:4分)
  3. 波動、原子物理・・・15分(見直し:4分)
  4. 力学・・・10分 (見直し:2分)

これが私に実際に試験本番で行った時間配分です。

次に私がこの時間配分にした理由を説明します。

基本的には、配点の大きかった大問順に解く時間、見直し時間の配分を多くしていったというような形です。
大問あたりの時間が少し短くない?と思う人もいると思いますが、これが私が繰り返し演習を行なった末に、行き着いた時間配分でした。

なぜここまで時間にこだわって解いていたのか気になる人も多いと思います。

ここからは、なぜ時間配分通りにここまでこだわるのか、詳しく書いていきます。

時間配分にこだわる理由は?

まず、共通テストの物理は制限時間が60分ですが、問題の難易度を考えると、
他の教科と比べてかなり時間的に制限があります。

そのため、一つの問題にこだわって考え過ぎてしまうと、解き終わらないことがよくあります。
時間が少なくなり焦って解いていくうちに、解けるはずの問題を落としてしまうことのないように、時間配分通りに解いていく必要があります。

時間配分をして解いていくコツは、わからない問題にはチェックをつけ、大問ごとに配分された時間が来たら途中でも次の大問に行くことです。

こうすることで正解するか不確定な問題ではなく、確実に正解できる問題に目を通すことができます。

また、その途中で終わってしまった問題も、各大問に設定してある見直し時間を使って、頭を切り替えた状態で解くことができます。

共通テストの分量であれば、この意識があれば全ての問題に目を通すことは可能です。
あとは、残った時間で見直しをして終了です。

この見直し時間を最大限に活かすために、事前にどの大問から順に見直していくか、決めておくことをおすすめします。

自分の苦手範囲からでも良いですし、配点が高い順に見直しをして行っても良いでしょう。

大事なのは、自分が早く解き終わり、かつ高得点が取れる枠組みを日々の演習から作っておくことです。
そうすれば、本番でも慌てずに問題にあたることができ、いつも通りの点数を取ることができるでしょう。

時間配分を最大限活用したことで、私は多くの時間を見直しに割くことができました。
これが勝因となって試験本番で9割が取れました!

私は、時間配分を普段の問題集を使った演習の時から意識しており、体に染み込ませておきました。
繰り返しやってくうちに、自分の理想の時間配分がわかり、安定した得点が物理で取れるようになりました。

このように、時間配分は自分に合った時間を見つけると、非常に多くのメリットがある方法です。
ただがむしゃらに解くのではなく、日頃から試行錯誤して、一点でも多く得点できる時間配分をぜひ見つけてみてください。

一般入試の演習もしなければいけないんですが、共通テストの対策はいつからすればいいんですか?

そんなこうくんに、対策を始める時期とおすすめの対策方法を紹介していこう!

共通テストはいつから対策すればいいのでしょうか?
ここではおすすめの対策法と一緒に紹介していきます。

共通テストの1ヶ月前からは共通テストの対策に全集中しましょう。

それまでは、志望校の過去問と半々程度でいいですが、1ヶ月前からは共通テストを中心に日々の学習を進め、自分の苦手な単元をしらみ潰しにしていけるかが勝負の分かれ目です。

ここで大事なのが問題集を通しで解く日と、自分の苦手な単元に集中する日を分けることです。
そうすることで、効率的に苦手分野を得点できるようになりながら、本番を想定した練習もすることができます。

そしてただ演習して終わりではなく、復習をきちんと行うことが重要です。
復習は、正解した問題に対してもきちんと行いましょう。根拠が間違っているのに正解してしまった場合に気づくことができるので、ぜひ徹底してください。

間違えた問題は頭に残りやすいので、この復習ができているかどうかが、本番の点数を大きく変えていきます。
演習よりもむしろ復習に時間を使っていきましょう。

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物理で9割取りたいんですけど、おすすめの問題集や参考書ってありますか?

今日はそんなこうくんのために、おすすめの問題集や参考書をリストにしたよ!

最後に、共通テスト物理で9割取るための対策におすすめの問題集、参考書について紹介していきます!

参考書

物理のエッセンス

物理のエッセンスは「力学・波動」と「熱・電磁気・原子」の2冊が出版されています。

物理に苦手意識がある人でも理解できるように書かれており、基礎を身に付けるためにはおすすめの教材です。

本書は問題集というよりも教科書タイプなので、問題数はそれほど多くありませんが、例題やオリジナル問題は掲載されているので、初学者にはちょうどいいかもしれません。

入試問題を詳細に分析した上で作成されているため、繰り返し解けば共通テストに向けての土台を作ることができるでしょう!

物理基礎問題精講

内容は、頻出問題が多く掲載してあるので、演習を繰り返し行いたい人におすすめの内容になっています。

また、基礎問題精講は、エッセンスなどの解説重視の参考書から実戦レベルの参考書への橋渡し的な位置づけになる為、十分に基礎的な知識をつけてから導入しましょう。

良問の風 物理頻出・標準入試問題集

物理のエッセンスと同じく、浜島先生の著書なので、問題解法パターンは同じで、エッセンスを使った後に『良問の風』をやることでよりステップアップした学力をつけることができます。

難易度は、入試標準レベルの問題がずらっとそろっていており、基礎レベルでは補え切れなかった本質を捉えさせる問題が多数用意されていています。

また、論述問題も簡単ですが、含まれているので、共通テストで問われる論理的思考力を養うにはおすすめです。

過去問・問題集

共通テスト総合問題集 (河合塾シリーズ)

河合塾の共通テスト対策テキストを紹介します。

河合塾の共通テスト対策のテキストは、センター試験対策の時から比較して、
全ての問題が刷新されていることが特徴です。

そのため、本番を想定した演習を行うことができ、着実に実力をつけていくことができます。

中身としては、とても良く似せてあって、共通テストのいい練習になると思います。

難易度も普通程度で、一番初めに取り組む模擬問題集としては最もおすすめできる一冊です。

共通テスト対策問題集(大学入試完全対策シリーズ)

駿台予備校が出版している共通テスト対策問題集についてみていきましょう。

このテキストは、主に過去に駿台予備校で実施された模試が収録されています。

そのため、全体のレベルとしては高くなっており、最初にこのテキストに挑戦すると、なかなか高得点は狙いにくいと言えます。

上で紹介した問題集をこなした後に、ある程度実力がついたと思ったら、自身の完成度を図るために最後の仕上げで導入してみましょう!

ここまでこの記事を読んでいただきありがとうございます。

共通試験の物理対策の役に立てていただければと思います。

コーチングプラス+ではこのような勉強法や参考書、入試についての細かいアドバイスを指導しています。

今年は偏差値を30上げて難関大に合格した生徒もいます。

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