この記事では東北大学経済学部の数学について詳しく解説していきたいと思います。
文系学部に関わらず二次試験で数学が求められる東北大学経済学部。数学が苦手な文系の方も多いと思います。
この記事を読めば東北大学経済学部の数学の特徴や難易度を理解し具体的な勉強法や使用する参考書がわかると思います。ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
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東北大学経済学部の数学の特徴
東北大学経済学部の数学を一言で言うと「数学をきちんと理解してないと得点できない」です。
なんとなくそれっぽいことを書いても得点にならないということですか?
そういうことだね。基本的なことはもちろん証明や応用問題に関しても根本的な理解ができていないとなかなか点数にならことが大きな特徴だね。
問題構成
東北大学経済学部の数学は大問4つから構成されていて試験時間は100分です。それぞれの大問では1~3問の問題が出題され、基本的には2問であることが多いです。
場合の数と確率が出題されることが大変多いですが、それに続いて図形の性質、微積、ベクトル、数列の出題が多いです。これらに関しては苦手な分野を作らずに勉強する必要があります。
配点・難易度
配点は国語や英語と同じ200点。
文系と言えどしっかりとした数学力を学部側が求めているということがわかります。
そのため他の国公立大学を志望するときにありがちな数学を捨てて他の教科で点を取るということも基本的には難しいかと思います。
難易度に関しては文系としては上の下といったところかと思います。
かなり難しいですが、京大や一橋ほどではなく、数学が苦手な人でもしっかりと勉強すれば合格点を取ることは可能です。
ただ一問一問は非常に歯ごたえのある問題です。
しっかり対策をしていないと大問の(1)から全く手がつかないということもあるでしょう
特別な発想力や計算力を求めるような問題は少ないです。しかし基礎的なことが少しでも抜けていると全く問題の解き方や筋道が立てられずに撃沈します。
そしてすべての問題が記述式であるためになんとなく分かったからといっても答えに行きつくまでの過程をしっかりと明記出来なければ部分点すらもらうことができません。
特に確率などはただ式を書いて答えがあっててもばっさり減点されます。
まとめ
難易度は高く、しっかりとした対策が必要!「数学をないがしろにすること=不合格」の意識を持つこと!
東北大学経済学部の数学の対策
1.苦手を無くし基礎を完璧に
上でも言った通り基礎ができてないと全く解けない問題が多いので、まずはしっかりと基礎固めをすることが重要だね。
基礎を固めろっていわれてもピンとこないです、、
具体的には、まずは教科書レベルでいいので参考書を完璧して、その次に共通試験レベルの参考書を完璧にすることだね。
受験生の皆さんが思っている以上に世の中の受験生は数学の基礎が出来ていません。
一見簡単に思える「数と式」や「場合の数・確率」などもいざ基礎的な問題を解いてみてもらうと完璧に解ける人はほとんどいません。(だからこそ1~2年生で模試で数学で高得点を取っている方は大きなアドバンテージです。)
学校の授業や模試で基本的な問題を落としていませんか?特定の分野が出題されると難易度に関わらず解けないといったことはありませんか?
まずは苦手な分野を克服し、教科書レベルで良いので基礎を徹底的に復習しましょう。
教科書レベルといっても教科書で勉強しなおすのはかなり難しいと思うので、学校で使っているワークで十分です。
学校のワークでは難しいという場合は「白チャート」や「黄色チャート」がおすすめです。
「えー?青チャートならまだしも白チャート、黄色チャート?こっちは東北大目指してるんだぞ?舐めんな!」とか思った方も多いと思います。
しかし実際に僕の指導では東北大志望の生徒には9月まで基本的に黄色チャートしかやってもらっていないです。それで実際に受かっているのでもう少し読み進めていただければ幸いです。
確かに東北大学経済学部を目指す多くの方は頭が良く、優秀な方が多いです。しかし思い返してほしいです。皆さんは定期テストで常に数学は100点でしたか?苦手な分野は一切ないですか?
多くの人はそんなことはないはずです。
いくら定期テストで毎回80点を取っていても、逆に言えば2割もわかっていないところがあるのです。いくら苦手な分野が1個しかなくてもその分野が入試に出題されたら1/4の点数を諦めることになります。
まずは基礎を固めて苦手を無くすことで東北大学経済学部の数学のような難しい問題にも対応できる土壌ができます。この土壌が早くできれば早くできる程、共通試験では高得点を取れるし、過去問を有効に使うことが出来ます。
まとめ
まずは教科書レベル、共通試験レベルから!焦って自分の実力に見合わない問題をやっても意味がない!基礎を固めて、弱点を克服しよう!
2.基礎から発展へ、発展から実践へ
基礎的なレベルの問題をしっかりと解けるようになったら、初めて難しい問題にとりかかっていきましょう。
これでやっと過去問をガツガツできるんですね!
残念ながらすぐに過去問に入ることはおすすめしません。徐々にレベルを上げて最後に過去問に臨みましょう。
教科書レベル、共通試験レベルの問題をしっかりできるようになったからといってすぐに解けるようになるほど東北大学経済学部の数学は簡単ではありません。
まずは先ほどもおすすめした黄色チャートの「エクササイズ」の部分や、中堅国公立や下位Marchの数学の過去問を解いてみましょう。
黄色チャートのエクササイズは各分野の最後に載っている部分で、様々な大学の過去問から抜粋した問題が載っています。レベル的には中の上レベルで東北大学ほどではないですが、ある程度発展的な問題が載っています。
黄色チャートの「エクササイズ」や中堅国公立や下位Marchの過去問を解くことで、それまでやってきた基礎の応用が身に付きます。
また新たに必要な知識に関してもそれ以前の基礎がしっかりしていれば混乱することは少ないはずです。
この様にまずは共通試験レベルより少し難しい問題をやり、それらの問題を完璧にできるようになってからもう少し上のレベルの問題をやりましょう。
チャートだったら青チャートに、他の参考書なら難関大レベルと書いているものがいいでしょう。しかし青チャートもそうですが、共通試験レベルまでを完璧にしていると、それらの参考書に既にできる問題が多く載っていると思われます。
そういった問題は飛ばして構いません。
そして最後に満を持して東北大学経済学部の数学の過去問を解きましょう。
最低10年分は解いてもらいたいです。
まとめ
少しずつ問題の難易度を上げていき、最後に過去問をガツガツ解きまくろう!10年分はやりたいところ!
おすすめの参考書
基礎編
チャート式問題集
先ほども説明しましたが、教科書レベル、共通試験レベルをしっかり学習するのには最適な参考書です。量は多く時間はかかりますが、この一冊で基本的には夏休みまでの学習は事足りるので量や時間については気にする必要はありません。とりあえずはエクササイズ以外は完璧にしましょう。
面白いほど点とれる数学
こちらも解説が非常にわかりやすく基礎的な学習には最適です。計算や、式変形で解説がよくわからなくなる人はチャートよりもこちらの方がおすすめです。また発想や得点の取り方についても詳しく書いてあるので、基礎が出来ても点数にならないというような方にもおすすめです。
河合塾 共通テスト総合問題集 数学
共通試験レベルの問題が載っていて、過去問や予想問題よりも解説が丁寧です。一通り基礎が出来てきたなぁと思った時に本当にできているかどうか、苦手な部分がまだないかを見つけるのに最適です。
応用編
良問プラチカ
文系の難関大を受ける人の多くが使う参考書です。難易度は高く、基礎が出来てないと難しすぎて効率がかなり割ると思います。しかし基礎が出来ている方であれば点数に直結するような要素が多く詰め込まれた参考書であるため、149題すべてを解ける状態にして過去問に進んでほしいです。
チャート式問題集
黄色チャートの一つ上のレベルである青チャート。黄色チャートと全く難易度が違うわけではなく、むしろ半分以上は同じ範囲の学習になります。しかし分野の後半の問題やエクササイズはかなり難関校を受ける受験生のためのものになっているので、過去問の前、または並行して解くことをおすすめします。
1対1対応
1A2Bと4冊に分かれているので、自分が足りないと思う範囲や、東北大の頻出分野において特に鍛えたい分野がある場合にはその範囲が載っている1冊だけを選んでやることが出来るのがメリットのひとつです。難易度的には難しいので、1対1対応がしっかり解けるようになると過去問にも十分対応できると思います。
最後に
ここまでこの記事を読んでいただきありがとうございます。
東北大学経済学部の数学対策の役に立てていただければと思います。
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