慶應義塾大学の学部紹介!学科・入試科目・難易度まとめ(理系編)

人気の高い慶應義塾大学ですが、新受験生の皆さんは学部やその特徴について知っているでしょうか?

この記事では、現役慶大生だからこそ書ける慶應義塾大学の受験から実際に入学してからのことまで、慶應大学の全てを紹介しています。

慶應志望の受験生は必見です!

※文系編はこちら!

はじめに

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医学部

偏差値 

72.5

男女比 

7:3

校舎 

慶応義塾大学病院施設内

内部進学生のレベル

非常に高い

沿革 

医学部は大正6(1917)年、世界的な細菌学者である北里柴三郎を学部長に迎え、慶應義塾大学部医学科として発足しました。

北里は当時の医学界が陥っていた各科分立による弊害を排するために大教室制ともいえる組織を導入しました。

さらに基礎医学と臨床医学の連携を重視しました。

1917年には慶應義塾大学部医学科として開設され、1955年に進学課程2年、専門課程4年の戦後の教育体系が確立しました。

学ぶ内容

慶應義塾大学医学部は、総合大学という強みを生かし、広い視野の上に成り立つ医学教育を実施しています。

医療系三学部(医学部、看護医療学部、薬学部)で合同教育をおこない、学生のうちから交流を深め、将来、患者さん中心のグループアプローチによる医療が実践できる医療人に成長することをサポートしています。

卒業生の進路

医学部ということで基本的に医師免許の獲得をし、大学病院やゆくゆくは開業医として働く人が多いです。

しかし、多くはありませんが研究者の道を志す人材もおり、日本医学の反映のために尽力しています。

こんな人におすすめ!
  • 私学最高峰の医学部に入学したい人
  • 非常に優秀な仲間とともに医師を目指したい人
  • ただ医師になるのではなく、トップレベルの実力があることを示したい人

理工学部

偏差値 

67.5

男女比 

8:2

校舎 

1,2年生は三田キャンパス

それ以降は矢上キャンパス

内部進学生のレベル

普通〜高い

沿革 

戦前の三井財閥の中心人物の一人であり、王子製紙初代社長を務めた藤原銀次郎が、1939年に慶應義塾に寄付する目的で藤原工業大学を設立しました。

その後、藤原工業大学は1944年に慶応義塾に併合されて慶應義塾大学工学部となりました。

1981年には慶應義塾大学理工学部に改組されました。

現在、慶應義塾大学理工学部・大学院理工学研究科の基本理念を表すキーワードは、「創発(emerging)」としています。また、学生が実力と交友関係を身に着けることを教育目標として設定しています。

学ぶ内容

慶應理工の魅力として、最初に学門制を上げることができるでしょう。

理工学の分野を〈学門1・物理〉、〈学門2・数学〉、〈学門3・化学〉、〈学門4・メカニクス〉、〈学門5・情報〉の5つに大まかに分類し、入試時点でどれか1つを選択します。

1年次に履修する授業や自分の興味・関心の応じて徐々に学びたい分野を絞り、2年進級時に所属学科を選択します。これが学門制です。

高校までの勉強では、勉強・研究がどのように実社会に役立っているかを詳しく知るのは難しいと思います。

そのようなときに、最初はある程度の方向性だけ決めておいて、実際に大学に入ってみてから学科を決定できるというのは大きな魅力といえます。

卒業生の進路

理工学部所属の生徒のうち、約70%が大学院に進学します。

大学院ではより高度な研究ができるだけでなく、海外で行われる学会で発表したり、学部生を教育できたりと幅広い経験ができます。

また就職にはとても有利といえます。一般的な就活でも有利ですが、理系の研究室には推薦制度があります。

研究室に企業からの求人が寄せられるため、堅実な就職ができます。

こんな人にオススメ!

・幅広い学群から興味にあった学問をしたい人
・慶應の名前を使って理系就職したい人

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薬学部

偏差値 

65

男女比 

5:5

校舎 

1年時は日吉キャンパス

2年以降は芝共立キャンパス

内部進学生のレベル

普通〜やや高い

沿革 

慶應義塾創立150年の2008年に、学校法人慶應義塾と学校法人共立薬科大学が合併し、慶應義塾大学薬学部・大学院薬学研究科を開設しました。

現在では、薬学部には薬剤師養成を目的とした6年制の薬学科と、科学者養成を目的とした4年制の薬科学科が置かれています。

学ぶ内容

4年制

薬科学科では、創薬、臨床開発、環境・生命科学などの幅広い分野において活躍できる薬学研究者を育成します。

ただし、学部卒業生が直ちに一人前の研究者として社会で活躍するのは難しく、学部時代は研究者としての土台を築く期間ともいえます。

そのため、大部分の学生は卒業後、大学院へと進学します。

慶應義塾大学薬学部と大学院薬学研究科は密に連携しており、大学院修士課程を含んだ計6年間のうち、前半が創薬科学や生命科学など、広く薬学に関する知識や技能を学ぶ期間、後半が研究者としてのリテラシー、問題発見・解決能力を実践的に学ぶ期間となっています。

また、低学年次から研究者として理解すべき規制やルールを学ぶとともに、公益に対する責任感や倫理観は全期間をかけて醸成していきます。

6年制

薬学科の学生は、専ら国家試験合格に必要な知識を身につけるために6年間を過ごすわけではありません。

薬剤師には、薬を取り扱うプロフェッショナルとして、人の命と健康な生活を守る責任があります。

そのため、6年間の大学生活を通じて、薬を使いこなすための知識や技能だけでなく、医療人としての使命感、倫理観や、コミュニケーション能力も身につける必要があります。

さらに、慶應義塾大学薬学部では、未来の薬学を先導する人材の育成を特に重視しており、自己研鑽を続けるための科学的知識や能力、医療上の課題を解決するサイエンティストとしての能力の養成を重視したカリキュラム編成としています。

(参考)慶応義塾大学薬学部公式HP

卒業生の進路

主に制約関連企業を中心に、病院、薬局など、薬学部での知識を存分に活かせる就職先に内定する学生が多いです。

私立最高峰の薬学部ということもあり、かなり就職に有利に働きます

こんな人にオススメ!

・私学最高峰の薬学部で学びたい人
・就職をスムーズに終わらせたい人

看護医療学部

偏差値 

62.5

男女比 

1:9

校舎 

2年時まで湘南藤沢キャンパス

3年時は信濃町キャンパス

4年時は両方

内部進学生のレベル

やや低い〜普通

沿革 

慶應義塾における看護教育は、初代医学部長の北里柴三郎博士が医療における看護の重要性を評価し、医学教育開始の翌年となる1918年に看護婦養成所を設置したことから始まります。

その後、厚生女子学院、慶應義塾看護短期大学と改組され、2001年に看護医療学部が義塾の9番目の学部として誕生しました。

慶應義塾で看護教育が始まってから2018年で100年となります。

(参考)慶応義塾大学看護医療学部公式HP

学ぶ内容

少人数制教育を実施して、ディスカッションや実習・演習を重視し、学生自身が学びたいことを授業内容として提案していくような、柔軟で実践的な授業を行っています。

看護技術の演習は基礎から応用に発展していけるように複数の科目に配置され、実習での実践に繋げて学習を深めていきます。

4年次には、選択科目としてプロジェクトがあります。

これは、自分の将来や興味に応じて、関心のある領域でテーマを自由に設定し、研究計画書の作成、実施、まとめを行う科目です。

実践の集大成として基礎から応用までが一貫して統合されます。

幅広いテーマの選択を可能にし、自ら選んだテーマに積極的に取り組めるようにするために、多くの選択科目を開講していることも特色です。

卒業生の進路

卒業生の多くは、看護師・保健師・助産師として、慶應義塾大学病院をはじめとする病院や、企業・市町村の保健管理部門等に就職します。

さらに、取得した看護の専門性を活かしつつ新たな自己の可能性を拡げる営業職やコンサルタント職として就職する者もいます。

また、学んだ看護学の更なる学習・研究を志す学生は、大学院健康マネジメント研究科に進学する以外にも、慶應義塾大学内外の大学院等へ進学します。

こんな人にオススメ!

総合大学ならではの学部交流をしたい人
・医・薬・看が揃っている大学で三方向教育を受けたい人

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総合政策学部

偏差値 

65

男女比 

6:4

校舎 

湘南藤沢キャンパス(SFC)

内部進学生のレベル

非常に低い〜非常に高い(内部生からの人気は低いものの、近年は優秀な学生も入学しています)

沿革 

日本の大学の中で先陣を切って大学改革に着手し、その多種多様なアイディアはのちに多くの大学の模範となりました。

1980年代終焉、明治以来の工業化=物的大量生産の時代が終わり、「脱工業化社会」・「第三の波」・「知価社会」を模索する中、設立されました。

画一的・単線的教育システムからの脱却を掲げ、語学教育や入試制度の改革などを行っています。

また今では当たり前のようにあるAO入試も始めたのはSFCとなっています。

学ぶ内容

学ぶ内容としては大きく分けて、「政策デザイン」、「社会イノベーション」、「国際戦略」、「経営・組織」、「持続可能なガバナンス」となります。

またそれらを学ぶ環境として、クラス単位での学びの機会をより大切に考えています。

同じクラスの仲間とともに、外国語、情報技術基礎、データサイエンス、ウエルネスといった科目を一緒に学ぶ中で、4年間の大学生活を送る仲間との絆を培うとともに、学びの可能性を発見、再発見できるような機会を設けています。

それぞれのクラスは2名の教員がクラス担任となり、学生のサポートにあたります。

そして、ごく一部の科目をのぞいて、授業科目は学年別に設定されていません。

授業科目は、学年ごとに基礎から専門へと積み上げるのではなく、すべてフラットにおかれているため、学年に関わらず自分自身の学習・研究に必要な科目を必要な時に履修できるカリキュラムになっています。

したがって、1年生から専門の科目を履修することができる一方で、4年生になって自分に不足していると感じた際は基礎的な科目を履修し学ぶこともできます。

(参考)慶応義塾大学総合政策学部公式HP
https://www.sfc.keio.ac.jp/about_sfc/

卒業生の進路

SFCの卒業生は企業等への就職はもちろん、高度な研究に取り組むために大学院に進学したり、自ら起業するなど、個性や才能を生かして様々な形で活躍しています。

企業への就職においては総合政策学部、環境情報学部ともに情報通信業への就職に大きな強みを持つのが特徴といえます。

また、外資系企業や総合商社、国際機関など、グローバルに活躍できる業種へ進む人も多くいます。

こんな人にオススメ!

従来の学問領域に囚われない学習をしたい人
・ICT分野の知識を学生のうちからつけたい人
・複数の学問領域を組み合わせて学習したい人

環境情報学部

偏差値 

65

男女比 

7:3

校舎 

湘南藤沢キャンパス(SFC)

内部進学生のレベル

非常に低い〜非常に高い(内部生からの人気は低いものの、近年は優秀な学生も入学しています)

沿革 

日本の大学の中で先陣を切って大学改革に着手し、その多種多様なアイディアはのちに多くの大学の模範となりました。

1980年代終焉、明治以来の工業化=物的大量生産の時代が終わり、「脱工業化社会」・「第三の波」・「知価社会」を模索する中、設立されました。

画一的・単線的教育システムからの脱却を掲げ、語学教育や入試制度の改革などを行っています。

また今では当たり前のようにあるAO入試も始めたのはSFCとなっています。

学ぶ内容

総合政策学部とカリキュラムを共有し、学生は二学部を自由に行き来して学んでいます。

最先端のサイエンス(脳科学、身体科学、生命科学、情報科学、環境科学等)、テクノロジー(ICT、空間情報技術、エレクトロニクス、バイオテクノロジー等)、デザイン(メディアデザイン、デジタルアート、建築・環境デザイン等)を駆使し、未解決の問題に取り組み、解決策を創造します。

2011年秋から、日本語での授業に加え、卒業に必要な単位を英語のみでも修得できるGIGAプログラムがスタートし、留学生にもさらに門戸を広げるなど、グローバルなキャンパスづくりが進んでいます。

(参考)慶応義塾大学環境情報学部公式HP

卒業生の進路

SFCの卒業生は企業等への就職はもちろん、高度な研究に取り組むために大学院に進学したり、自ら起業するなど、個性や才能を生かして様々な形で活躍しています。

企業への就職においては総合政策学部、環境情報学部ともに情報通信業への就職に大きな強みを持つのが特徴といえます。

また、外資系企業や総合商社、国際機関など、グローバルに活躍できる業種へ進む人も多くいます。

こんな人にオススメ!

従来の学問領域に囚われない学習をしたい人
・ICT分野の知識を学生のうちからつけたい人
・複数の学問領域を組み合わせて学習したい人

最後に

ここまでこの記事を読んでいただきありがとうございます。

志望校選びの役に立てていただければと幸いです。

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