戦略的に逆転合格を目指せ!慶應義塾大学の穴場学部は?<文系編>

慶應義塾大学に逆転合格するには?

はじめまして。今回は慶應義塾大学の逆転合格が狙いやすい学部についてまとめていきたいと思います。

この記事は

「慶應を受けたいけど偏差値が全然足りない」

「慶應を目指しているけど時間が足りない」

「どこでもいいから一流大学に入りたい!」

そんな本気で慶應を目指しているけど、現状のままだと届かなそうという悩める受験生のために書きました。

この記事の筆者

中井先生

現役で慶応義塾大学商学部に合格

塾にはいかず参考書のみで偏差値を30上げる。

私は慶應は元の偏差値に関わらず、

「本気で」「正しく」目指すことができれば誰でも合格することができると考えています

ビリギャルという映画をみたことはありますか?

ビリギャルが逆転合格できた理由はもちろん大変な努力をしたということもありますが、

私は坪田先生の戦略、さらに言えば、志望校に慶應を選んだことが一番大きかった要因だと考えています。

逆転合格に必要なことは運ではなく「正しい」受験戦略です!

このブログを読んでビリギャルのように運任せではない、戦略的逆転合格をしましょう!

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学部一覧

  • 経済学部
  • 法学部
  • 文学部
  • 商学部
  • 総合政策学部・環境情報学部

経済学部

概要

言わずもがなの慶應の看板学部。入試方式にはA方式とB方式の2種類があり、数学を使うか否かを選ぶことができる。A方式で入学すると在学中も数学を多用することとなる。

偏差値帯

67.5

受験科目

英語・小論文・数学(ⅠA、ⅡB)・社会(日本史B、世界史B)

おすすめ受験者

A方式に関しては最上位国公立大学受験者の併願として、B方式に関しては記述式試験にも対応可能な時間的、学力的にも余裕のある受験生がおすすめである。

法学部(政治学科・法律学科)

概要

近年人気が急上昇している学部。中でも政治学科に関しては内部生からの人気が医学部の次に高いという話も。法曹を目指したい人は法律学科に、専門性が低く、広く学びたいと言う人は政治学科を選ぶ傾向がある。またフェニックス制度という裏の救済制度も唯一日吉三田キャンパス学部で使うことができる。

偏差値帯

67.5

受験科目

英語・小論文・社会(日本史B、世界史B)

おすすめ受験者

英語、社会に関しては相当の知識量、思考力を問う文系私立大学最高難易度である。ある程度早い段階から本気で慶應を目指すと決心し、高い能力を持つ生徒におすすめできる。比較的国立大落ちの生徒が少ないことからも法学部入学のためには相当の努力が必要である。

文学部

概要

英語の入試で辞書を持ち込めるという珍しい入試方式を取る学部。入学後は2年生から三田キャンパスへ移るなど他学部と異なる点も。文学部というだけあり、語学を落としてしまうと即留年という怖さはあるが、比較的広く専攻も選ぶこともでき選択肢は広い。ビリギャルの第一志望は文学部。

偏差値帯

65.0

受験科目

英語・小論文・社会(日本史B、世界史B)

おすすめ受験者

英語の特殊な入試方式、小論文の配点重視など特別な対策を必要とするため、汎用的受験力では突破できない。一方でそれゆえに比較的受験生に避けられる印象。筆者的には一番逆転合格が起きやすい。慶應を目指したいが、偏差値的に厳しい人、受験まであまり時間がない人におすすめ。

商学部

概要

会計やマーケティングなど学問的には卒業後も役に立ちそうなことを多く学ぶ。入試時においては毎年高得点勝負が繰り広げられることで有名。国立併願者の数も多い。

偏差値帯

65.0~67.5

受験科目

英語・小論文・社会(日本史B、世界史B、地理)・数学(ⅠA、ⅡB)

おすすめ受験者

国公立受験者は間違いなく併願で受けるべき。A方式は小論文の必要なく受験可能。B方式に関しても小論文を除く英語社会は一般的問題、難易度も低い。小論文も対策はなかなか難しいタイプであるため「チャレンジ受験」が毎年多い。何としても慶応に入りたい人

総合政策学部・環境情報学部

概要

湘南藤沢キャンパス(SFC)に設置されている学部。入学後は学部の差はないに等しい。先進的な授業、起業家育成的要素が強い様々な授業が展開されていて非常に進んでいる。一方でキャンパスの距離感や入試方式などからいわゆる「慶應生」というイメージはあまり得られない。ビリギャルが最後に受かった学部。

偏差値帯

70.0

受験科目

英語・数学・小論文

おすすめ受験者

私立の中でも相当に珍しいに科目受験が可能である。しかし、どの科目に関しても特殊であり、特別な対策が必要となる。なんとしても慶應に入りたい人に基本的にはおすすめである。一方でハマる人にはハマる問題のタイプなので一度解いてみてなんとなく行けそうと感じた人には強くお勧めしたい。逆転も起きやすい。

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逆転合格が狙いやすい?穴場学部!!

ここからは実際にいわゆる「逆転合格」を狙いやすい学部に関してまとめていきます。

私が選んだポイントとしては

  1. 競争度(☆~☆☆☆)
  2. 対策しやすさ(☆~☆☆☆)
  3. 科目ごとの評価(☆~☆☆☆)

という3つになります。それぞれについてのコメントと合わせてなぜその学部なのかコメントしていきます!

文学部

まずはビリギャルも志望していた文学部になります。

日吉三田キャンパス所属で慶應生を満喫できる、かつ逆転しやすい最高の学部だと私は感じています。

競争度

評価…☆☆☆

2022年入試は3.2倍。(パスナビより引用)全体から見ても倍率はかなり低い。特殊な入試形態が要因と考えられる。また文学部というネーミングから優秀層はあえてそこまでのコストを払ってまで受験してこない。

一方で志願してくる層はその特殊問題が出るとわかって受けて来る層。故に本気度が高い生徒が多いため、実際の競争率は倍率以上に高い。

対策のしやすさ

評価…☆☆☆

問題の特殊性は全大学トップクラスであろう。しかし、それゆえ対策に費やした時間がそのまま結果に直結しやすいとも言える。早期の段階からここを目標に対策していれば実際の偏差値が遠く及ばなくとも逆転合格は十分に可能である。

科目ごとの評価
  • 英語

全大学を見ても珍しい辞書持込み可能な特殊入試。問題としては超長文を和訳していくという問題であるが、

評価ポイントがとても高度であり、英文和訳の能力をひたすら高める必要がある。

  • 社会

問題の難易度は低い。一方で記述問題が出るため、特別に記述問題の対策が必要。広く網羅的に勉強しておく必要がある。

  • 小論文

文学部ということもあり、社会学的視点が必要となるお題が多い。文章の難易度もそれほど高くなく、

お題もとっつきやすいものが多いため慶應の中で一番取り組みやすい小論文である。

ある程度の国語力と対策があれば十分に乗り越えられる。

もしあなたがこうならおすすめ!

逆転合格を狙いたい全文系慶應受験生におすすめである。

  • 学力的に慶應に足りていない
  • まだ時間的余裕がある

特に上記に該当する受験生には強くおすすめする。もちろん慶應に受かるだけの学力があるに越したことはないが文学部受験は「どれだけ対策をしたか」が結果に結びつく。「正しい」戦略を持ってすれば最短で最高の結果をもたらしてくれる。

現状より遥かに高い最高の結果を出したい人は文学部を受けてみよう!

中井先生

1番逆転合格が起きやすい!中にはMARCH日東駒専は全部落ちて慶應文学部だけ受かる人も…

ただ、「正しい」戦略を立てることはとても難しいです。

しかし、コーチングプラスではそんなあなたに必要な戦略を無料で提案してくれます!

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総合政策学部・環境情報学部

湘南藤沢キャンパス設置の2学部である。問題の特殊性から忌避されがちだが、逆転合格可能な学部の一つである。

競争率

評価…☆☆☆

2022年の倍率は

総合政策…5.3

環境情報…5.5

であり、倍率としては比較的高いと言える。(パスナビより引用)理由としては様々あるが一つに「とりあえず出す」層が多いことが挙げられる。

故に実質倍率はこれよりも低いと考えられ、十分に逆転合格が狙える。

対策のしやすさ

評価…☆

2科目受験ということもあり、受験者は多いが問題の難易度は相当に高い。英語数学ともに高水準であることが求められる。

ただ、この二科目は比較的汎用的能力を有していれば突破可能である。

一方で小論文が鬼門である。慶應の中でも群を抜いて難しく、対策も難しい。小論文との相性が勝負を決める。

科目ごとの評価
  • 英語

問題自体の難易度はそこまで高くないが、量が多い。全てが長文読解問題で構成されており、全体の文字数は2500字程度。

素早く長文を処理していく力が求められる。

  • 数学

範囲は限られておらず、幅広く出題される。かなりの量の計算量が求められるため、

計算のスピードがかなり重要となってくる。高レベルな数学力を身につけて挑むべきである。

  • 小論文

SFCの受験科目で一番の鬼門である小論文。他学部であれば小論文が多少できなくとも合格は十分に狙えるが、

SFCはそうもいかない。受験希望者はまず一度過去問をみて取り組んでみることをお勧めする。

問題の特殊性の割に特別な対策法はあまりない。問題との相性がかなりものを言う。

もしあなたがこうならおすすめ!
  • ある程度の英語、もしくは数学の能力がある
  • SFCの小論文に相性がいい

SFCは2科目受験であるため高い英語or数学能力がないと合格できないと思われがちである。実際はビリギャルがそうであったようにそうではない。特に小論文の相性がいいと感じた人は絶対に受験すべきである。大逆転が望める。

中井先生

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「必要な英語数学力はどの程度なのだろうか」、「小論文の相性ってなんだろう」

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商学部

最後にあげるのが商学部である。受験もしやすく、競争相手も多いが問題の難易度、形式ともに汎用的な力を持っていれば挑むことができる。ある程度の学力を持っているなら挑戦してみる価値は大いにある。

競争率

評価…☆☆

2022年の倍率は3.2倍。(パスナビより引用)合格の枠が多いため倍率は比較的落ち着いている印象。また慶應志望者は大抵他学部志望でも商学部を併願していて、繰り上げも起きやすい。問題の形式も平易であるため他大学受験者の併願も多い。

しかし、数学を使わないB方式単体で見ると倍率は6.7倍。数学を選択するか否かで競争率の評価は大きく変わる。国立大受験者にとっては大変有利な学部であるが、私立専願勢にとっては競争率が大変高い学部である。

対策のしやすさ

評価…☆☆

全科目を通して難易度が低い高得点勝負となる。故に難しい問題への対応度よりも、短い時間で正確に問題を捌ける力が必要となる。一般的な学力があれば合格可能。

またB方式に限り論文テストが存在する。小論文問題的要素以外に数学的処理能力が問われる。特別な対策法がないため、受験予定者は確実に過去問で慣れておきたい。

科目ごとの評価
  • 英語

全体の難易度が低い一方で、長文問題以外にも文法問題や語形の変化を問う穴埋め問題が出題される。高得点勝負となる商学部入試の配点内訳の半分を占めると言うこともあり、英語が商学部合格の鍵を握る。受験者は商学部は特に基礎的な能力の徹底が必要である。そこまで難易度が高くない問題を早く正確に解く練習を積んでおきたい。

  • 数学

年度によって難易度が大きく変わることが特徴的である。記述式問題もあるが、答えのみを記述する。

年度によっては経済学部を上回る難易度であること、全体の配点の1/4であることを考えると試験中はいかに解ける問題を見極めるかが重要となってくる。数学での大きなアドバンテージは狙いにくいが難易度から相当な数学力は必要となる。

  • 社会

日本史世界史に関しては慶應の中では平易である。一方で問題数がとても多い、かつマーク式であるためある程度マーク式にも慣れておきたい。合格するためには9割は必要という高得点勝負になりがちである。奇問対策というよりは教科書レベルの問題を確実に取れるよう対策したい。

地理に関しては時事的なテーマが多いことが特徴的である。問題の難易度は平易であるが日本史世界史と同様高得点勝負となるため時事問題への対策は怠らないように。

さらに社会は得点調整が行われる。自分の素点が下がる可能性も考え一点でも多く取りたい。

  • 論文テスト

商学部に特徴的な問題。一般的な小論文問題ではなく、数学的思考力、論理的思考力が問われる。問題自体は国語力があれば太刀打ちができる。年度により難易度が異なるため対策は難しいが、最低限確率・集合・命題などの数学の知識、正確に文章を理解する国語力をつけておきたい。問題形式に慣れるためにも過去問の研究は必須。

もしあなたがこうならおすすめ!
  • 国公立受験者(数学受験が可能な人)
  • 他大学受験者
  • 慶應に特別な対策をする時間がない人
  • 偏差値がそこまで高くない

言わずもがな数学受験ができる人は受験必須。数学受験をしない人は高倍率な戦いとはなるが慶應の中でも英語社会に関しては比較的普通の問題であり特殊対策、特殊学力は必要ないです!偏差値的には届かなくとも「正確に早く」解く力があれば十分合格可能な学部です!

中井先生

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まとめ

慶應義塾大学への逆転合格可能な穴場学部に関してまとめてきました。

どの学部を受験するにしても大切なことは「正しく」、「戦略的に」入試を戦うことです。

戦略と対策さえ正しければどんな大学学部にも合格することができると私は考えます。

受験生の皆さんの努力が実ることを祈っています!

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